私達が宿泊している祈祷院は、聖書の時代のいろいろなものを展示している博物館が併設されています。
なんでも、ここにある実物大の「天幕」の模型は、世界に3つしかないものだとの事で非常に高価なものなんだそうです。チャプレンとしては、とても嬉しい経験でした。
天幕とは、イスラエルの人たちが荒野で40年間旅をしていた時代に、神を礼拝する場所として使っていたもの。聖書にその詳細が書いてありますが、なかなか文字では分かりにくいので、このように実物を見る事ができると、すぐにイメージできて良いのです。キリスト教では、何か特別な場所に行かないと礼拝が出来ないという事ではありません。ですから、この天幕が何か仏教のお寺や神道の神社と混同されてしまっては困るのですが、たくさんの象徴的なメッセージが含まれているので、学んでみる価値はあるのです。
子供たちと一緒に実際にその中に入って、めったにない経験をさせてもらいました!
一つ一つの場所で説明を受けます。
ここは、イスラエルの人たちが、まずいけにえを捧げる場所。
「聖所」と呼ばれる所の中。燭台や供えのための輪型のパンなどがあります。
その更に奥にある「至聖所」にある「契約の箱」。ふたには2人のケルビム(天使)が向かい合って座っていて、中にはモーセが神からもらったという十戒を記した石板とマナと呼ばれるパンを入れた壷を入れます。
赤い毛皮とジュゴンの皮で覆われた聖所。
みんなで記念撮影。ちなみに、20歳以上の人は白い服を身にまとっての見学になりました。また、牧師先生は、裾に鈴をつけた青い服を身に着けています。
こちらは、天幕の外に展示してあったノアの箱船の模型。これはさすがに実物大ではありませんね!
思いがけずこのような場所を見学出来て、とても興味深い経験でした!
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